トラブル事例
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事例1
首都高速道路の料金収受員の死亡災害について
事業者等を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検
東京労働局は、渋谷区の首都高速道路初台料金所でETCトラブルに対処するため車両走行レーンを横断しようとしてETC装置搭載大型トラックにはねられて死亡した労働災害について、料金収受業務受託会社とその役員2名および料金収受業務委託会社の管理者4人を労働安全衛生法違反容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
1 事件の概要
被疑者等は、平成17年9月、首都高速道路初台料金所において労働者にETC車専用レーンである第1レーンの通行障害の対処業務を行なわせるに当たり、一般車両およびETC車両が混在して通行する第2レーンを横断させるのであるから、安全な通路を設けなければならなかったのにこれを設けるなどの危険防止措置を講じていなかったことが判明した。
2 罪名
労働安全法違反
事例2
賃金不払い残業の疑いで事業者等を
労働基準法違反容疑で書類送検
大田労働基準監督署は、時間外労働割増賃金を支払うようにとの勧告指導に対して、これを是正した旨の虚偽の報告を行い、賃金不払い残業を継続していた会社と同社の代表者他1名を労働基準法違反容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
1 事件の概要
東京都大田区に本店を置き、各種弁当の製造販売等を行なっていた被疑会社は、本社の労働者10名に対し、平成17年4月から6月までの間に法定の労働時間を超えて時間外労働を行なわせたのに、法定の割増賃金290万円余を各所定支払日に支払わなかったものである。
2 罪名
労働基準法違反
事例3
賃金不払いで飲食店等経営の事業者を書類送検
渋谷労働基準監督署は、事業者と同社の代表取締役を労働基準法違反容疑で東京地方検察庁に書類送検した。
1 事件の概要
東京都内およびその近郊で、複数のイタリアンレストランや雑貨小売、食品輸入卸売等を営む事業者は、労働者8名に対する平成17年6月から同11月までの賃金合計約860万円を各所定支払日に支払わなかったものである。
2 罪名
労働基準法違反
事例4
屋根を踏み抜き墜落死亡災害で建築板金業者を労働安全衛生法違反容疑で書類送検
江戸川労働基準監督署は、屋根改修工事現場で発生した墜落死亡災害について事業者等を労働安全衛生法違反の容疑で、東京地方検察庁に書類送検した。
1 事件の概要
平成18年5月、東京都江戸川区内の鉄工所の屋根改修工事現場で、労働者が屋根葺き作業中にスレート屋根を踏み抜いて墜落し死亡する労働災害が発生した。
捜査したところ、同所は高さ8メートルを超え、踏み抜きにより墜落による危険があったのに、事業の代表者は墜落防止のための歩み板、安全ネットの設置等の措置を講じていなかったことが判明したものである。
2 罪名
労働安全衛生法違反
事例5
労働者に繰り返し安全装置がないプレス機械を
使用させた事業者を書類送検
青梅労働基準監督署は、工場内のプレス機械で金属の穴あけ作業を行なわせるに当たり、安全囲いをつけないまま同作業を行なわせていた事業者等を労働安全衛生法違反の疑いで東京地方検察庁八王子支部に書類送検した。
1 事件の概要
東京都羽村市において金属プレス製品製造業を営む被疑会社は、平成18年6月、青梅労働基準監督署の立ち入り調査(臨検監督)の際、工場内の80トンプレス機械で、安全囲いをつけないまま労働者に作業を行なわせていたことを現認した。同社は平成16年の臨検監督時にも同機械の安全措置を講じておらず、同機械に安全囲いを設けるよう行政処分をうけており、再び違反を確認したので会社と代表取締役を書類送検したものである。
2 罪名
労働安全衛生法違反
事例6
各労働基準監督署が「労災かくし」で事業者
を労働安全衛生法違反容疑により書類送検
(1)足立労働基準監督署は、エレベータ据付工事業者を、
(2)渋谷労働基準監督署は、同区内の運送会社を、
(3)向島労働基準監督署は、はつり工事業者を労働安全衛生法違反の容疑で東京地方検察庁に、また、
(4)立川労働基準監督署は、貨物運送業者を労働安全衛生法違反および労働基準法違反の容疑で東京地方検察庁八王子支部に、それぞれ書類送検した。
1 事件の概要
各事業者等は、それぞれの労働基準監督署管内等で発生した労働災害について「労働者死傷病報告」を提出せず、労災かくしを行なったことが判明した。
尚、立川労働基準監督署が送致した事件については、さらに、法定の休業補償を行なわなかったもの。
2 罪名
労働安全衛生法違反
労働基準法違反(立川)
事例7
つり荷の重機が落下して労働者が下敷きとなった
死亡事故で建設機械リース業者を送検
江戸川労働基準監督署は、建設機械リース業者と同社の取締役を労働安全衛生法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。
1 事件の概要
平成18年3月、東京都江戸川区の土木工事現場で、被疑会社がリースしていた建設機械を引き取る際、重量約2トンの同建設機械に繊維ベルトを掛けて貨物トラック積載型クレーンで、同トラッククレーンの荷台に積み込もうとしていたところ、繊維ベルトが切れて建設機械が落下し、立ち会っていた建設会社の現場監督が下敷きになり死亡する災害が発生した。
捜査したところ、建設機械リース会社の安全担当取締役は、つり上げに用いる繊維ベルトの切断の危険があったのに、作業開始前に点検を指示していなかったことが判明した。
2 罪名
労働安全衛生法違反
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